「見つけたぞ、コイン。」
白い翼付きの杖を手にした、神が言った。
アルフは待っていたと言んばかりに、神に近づく。
バサッ…
バサッ…
「…手間が省けたな。私を…生贄の神社へ連れて行ってほしい。」
「自分の立場をよく理解しているようで、なかなか感心なコインだな。…こっちだ。」
バサッ…
神は、東の方向を指さし、飛び始めた。
「………」
アルフも付き従うように、飛び立っていった…。
「…ねえ。シークもエマもなんで止めなかったのよ!?アルフが…アルフが生贄にされちゃうんだよ?消滅しちゃうんだよ!?」
イリアは、一気にそこまで言うと、ううっと泣き始めた。
「イリア…。悪かったね…ごめん。でも、彼を救う方法が見つかるまで、こうやって時間を稼ぐしかないんだ。」
エマは、イリアの頭を撫でながら、諭すように言った。
「救う方法…あるんすか!?」


