「………。」
「アルフ…なんか怖いよ…どうしちゃったの…?」
イリアは、怯えているような表情で、リアゼの後ろに隠れていた。
「…時間が無いのだ。シーク…ルティーナの居場所は自分自身で見つけてほしい。きっと…リングが導いてくれるはずさ。」
「ああ…わかったよ。」
シークはリングをしまい直しながら、生返事した。
「では…失礼する。」
バサッ…
「待って、アルフ!」
「待つっす、兄貴!!」
ガシッ!
パシッ…
「………!?」
今にも飛び立とうとしていたアルフの腕を、イリアとリアゼが抱きつくようにして押さえる。
「離せ…私はもう行かなくては…」
「ダメ!アルフ…生贄になんかなる必要無いんだから!」
「行かせないっす!」
「………っ!」
アルフは腕をブンブン振り、二人を引き離そうとする。
…が、二人は腕にしがみついて全く離れようとしない。


