「そ、そうだよ!アルフが生贄にならなくちゃいけないわけじゃないんでしょ?」
「それは、だな…」
シークは、言い止めて目を丸くした。
「それは…何っすか!?」
「アルフ…」
「へっ!?」
「えっ!?」
「噂をすれば影ってわけか…。」
皆、シークが指差す方向に視線を移す。
そこには…。
「…私でなくてはならないのだよ。フィアラ一家の一員である私でなくてはね…。」
冷ややかな瞳で皆を見ているアルフの姿があった。
「ア、アルフ…。無事だったのねっ。あたし、心配で心配で…でも、良かった!」
そう言って、笑顔で抱きつこうとするイリアに鋭い視線を送るアルフ。


