死神のお仕事













「コインって…確か生贄のことだったっけ?」


「生贄…?」


「はっ…アルフが生贄…ってどういうことよ!?」


エマ、リアゼ、イリアの順で聞く。

放心していたイリアは正気に戻ったようだ。



「おっ、嬢ちゃんも気が付いたか。…これは、本当は口止めされてたんだけどよお、仕方ねえな。ま、アルフのことだから、上手く逃げ出してくるだろうよ。それに…助けるとすりゃ、生贄の儀が始まってからの方が都合はいいぜ。」


シークは、雲の上によっこらしょと座り、話し始めた。


シーク以外の三人は、何か言いたげに口をパクパクしていたが、シークの様子を見て大人しくその場に座った。



「コインっつうのはな、戦争を納めるための生贄を指す隠語だ。…天界戦争は確かに、他の種族を3分の2まで減らしゃ勝ちだ。だが、戦争が終わったことを知らせないと、誰も戦争を止めやしない。だからよ…それを知らせるためにも、生贄の儀式が必要っつうわけだ。」


「なるほど…。でも、なんで兄貴なんっすか?」