「アルフ…逃げて。お願い…」
「………!?」
スルッ…
メルディがアルフから離れたと同時に、アルフを縛っていた紐がほどけた。
「今なら…見張っているのは私だけだから…」
「しかし、私が逃げればメルディが罰を受けるのではないか…?」
「…私は大丈夫よ。あなたが逃げられるだけの時間を稼ぐわ。」
メルディは、力なく微笑んだ。
「私…このくらいのことしかできないから。あの時も、あなたを助けられなかったし、あなたを悩ませてしまった。今…その償いをするの。」
「メルディ…?」
「行って!早く!!」
自分に近づこうとしたアルフを、手で追い払う仕草をし遠ざけるメルディ。


