「そういや…リアゼ。ずっと、『兄貴…』って呟いてたが…アルフがどうかしたのか?俺も嬢ちゃんと一緒で、気になって仕方なくてな。」
「兄貴は………女神に誘拐されたっす!!」
「えっ…ええええっ!?」
イリアが叫んだ。
シークとエマは、叫びこそしなかったが、呆然としている。
「誘拐だと…?」
「まさか、ね…。アルフだっけ?自分の見た感じでは、彼は捕まりそうになっても、返り討ちにできそうな気がするんだけど。」
「不意打ちだったんすよ…。兄貴は、俺を庇うことに集中してたから、そのせいもあるかもしれないけど…。」
二人の意見に、自分を責めるようにうつむいて言葉を返すリアゼ。


