死神のお仕事



ヒュウウウ…

縛る物に、鎌が触れると思われた刹那。



カキーン!カーン!



「あっ…!!」


何者かの手によって、全て弾かれた。



「そこかっ!」


ヒュッヒュッ!

リアゼは、もう一度鎌を投げる。

今度は、その何者かに向かって。



ヒュウウウ…

パシッ!

避けることなく、リアゼの鎌を掴んだ者は徐々に姿を現し始めた。



「あんた…何者っすか!?」


「あらあら、無粋な坊やね。名前は、そっちから名乗るのが常識じゃないの?」


クスクス笑いながら、姿を現した者は、女性の神だった。


整った顔立ち、長いまつげを備えた瞳。

クリーム色の長い杖。



「メルディ…か…?」


アルフが苦しげにようやくそれだけ呟いた。

ギリギリ締め上げられているため、目がかすみ、よくは見えない。


しかし、彼はメルディに似てると感じたのだ。