「ふう…ちょっと疲れたっすね。もうこれで、何人目っすかね…?」
ポフッ…。
リアゼが雲に座り込んで聞いて、
「さあな…。」
端的に応えを返し、同じように座り込むアルフ。
また、ポフッと雲が揺れた。
いつでも戦えるように、鎌の柄が肩にかかるよう持っている。
「まだどの種族も三分の二以上減っていないんすか…。喜ぶべきなんすかね…それとも…」
「………わからないが、休憩している暇はあまり無いようだな。行くか、リアゼ。」
アルフは、すくっと立ち上がりバサッと翼を広げる。
「そうみたいっすね…。落ち着いたら、続きを話すっす!」
バサッ…
リアゼも立ち上がり、すぐにでも飛び立てる準備をする。


