「それは、自分が先に言ったセリフ。真似するなよな!」 バサッバサッ… 笑顔で毒づき、エマもシークの後に付いて、飛び立っていった…。 「この数はさすがにきついっすかね…兄貴?」 「確かに…一人の場合ならばな…。」 リアゼとアルフは、背中合わせになり、戦う構えをしていた。 「キヒヒヒ…」 「クフフフ…」 「カカカカ…」 二人は50は越えるであろう数の悪魔に囲まれていた。 皆、さすまたを手に獲物を狙うような怪しい目つきで、二人を見ている。 中には、ペロと舌なめずりしている者もいた。