「横入り悪いが、レクイエムと聞いて、話に入らずには居られなくなったもんだからな…。天界戦争というのは、平たく言やあ、天使と神、悪魔と死神。四つの種族の戦争だ。」
「それとレクイエムがどう関係あるんすか?」
「…レクイエムを下界で歌っている女性は、レクイエムの作者の彼女だったからさ。」
今度はアルフが答える。
「うーん…。」
「つーまーり!その人は、下界に居るけど天界の予言者ってこと!ここまで言えば、あんたでもわかるよね?」
「その見下した言い方はかなりむかつくぜ…」
リアゼは、右斜め方向に目だけ向けてボソッと呟く。
「なーんか言った?」
「べ、別に。」
イリアに感づかれ、慌てて誤魔化す。
シークが口を開く。


