「桃香 頑張ったな」


「兄上 ごめんね
私… 気づかないうちに
お父様とお母様を傷つけてたのね」


「俺がもっと気が利いたらさ
上手いことバァーっといくんだろうけど」


「バァー???」


「そうだ!バァーなんだけどな!」




尚忠の手が、彩華に触れた




〝桃香!やっぱり桃香は、笑顔がいいな〟





兄に感謝して

笑おうと決めた









「俺さ 桃香が踊るの見たことなくてさ
復帰したら、3人でいっていいか?」




「うん! 復帰して1番最初のお客様が
家族って、いいね!!!」