「沖田様 芹沢さんに斬られたの?」


「ええ」



鼻の下から血が流れていた




戻ってすぐに気がついた彩華が


3人に見られないように


沖田を反対に向かせた




「どうしよう これじゃ戻れないや」


「ふぅー 芹沢さんったら…お節介だわ
私の為に、沖田様を怪我させたのね」


「どういうこと?」


「誰にも言わないって
約束してくれます?」


「…うん!約束する!」


「私…怪我が治せるの!」


「…え?」


「私と芹沢さんはね
不思議な力を持つ仲間だったの」


「え……と、本当に?」


「はい」