「芹沢さん!! ん?」


芹沢の隣に立つと、町の様子がよく見えた


「終わったようだな」


「捕り物のお手伝いしてたの?」


「土方らには、内密にな」


「火つけは、大罪よ」


「俺はな…この年になるまでに
幾つも色々な選択をした
時に、大切なものを諦め
大切な人を傷つけ、裏切られ…」


彩華に、ニコリと微笑むと



「浪士組だけは、諦めたくない
例え 死を選択することなってもな」




そう言い終わると、彩華の手をとり


下へ





「目立つことをするな」




彩華の鼻をつまむ




「痛い!!芹沢さんが悪いのよ!!」



「クスッ そうだ 俺が悪い」





火消し作業が始まると


芹沢は、仲間を連れて引き上げた






「彩華!!大丈夫か!?」




一が掛けよってくる





「うん!大丈夫よ!火消し頑張ってね!」