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浪士組 筆頭局長 芹沢鴨


気性の荒い、芹沢に怯え

だいたいの者が、粗相をする







「失礼致します 改めまして、彩華どす」


「ふんっ 酒をくれ」


「へぇ」





会話を進め

酔いが回った頃を見計らい

芹沢の体に手を触れる



〝あれ?〟


〝ん?〟




芹沢と目を合わせる



〝なんだ?この娘…〟



〝殴ってみようかな…〟



彩華が、右手を少し動かしてみると


芹沢は、その右手をとる



少し体を浮かせながら



〝蹴ってやる!〟



すると… 


彩華の動きを封じるように


ダァンッ


壁へ彩華を押し付けた





!!!!! 

全員が、凍り付いた





「芹沢さん!!やめろ!!」



土方が、慌てて芹沢の肩に手をやる



〝芹沢はん?うちの心がわかるん?〟


〝お前も俺の心がわかるのだな?〟


〝うん!〟


〝見つけた!俺と同じ力!〟



「あははっ堪忍え!芹沢はん!」


「はっはっはっ!痛くなかったか?」


「へぇ!何ともあらしまへん」






冷や冷やしながら、にこにこする2人に

まわりが胸をなで下ろした