「平助の声が大きいから
皆が集まって
どうしようって困ってたら
『よし!信用出来るまで話そう!』
だって…
一ってしっかりしてるよね
僕、助けて貰っちゃった!
話してみたら、2人とも本当に良い子で
年下とは思えないしっかり者!
名前で呼び合うような友達が
僕にはいなかったから
2人のこと僕、仲間ってより
友達と思っているんだ!」





暗闇で、表情は見えないけど




〝沖田さん… さみしいんだ…〟




同じ気持ちなんだって気づいた

私の気持ちがわかるから


先回りしてくれていたんだ




「沖田さん… 総司って、呼んでいい?
俺も、友達になりたい」


「え!!! いいのぉ!?
呼んで!! 晴太!!!」



予想外な大喜びに、くすぐったい


繋がれた手



読もうと思えば


沖田さんの心は、読める



でも…



力なんて使わなくても


今は、わかる




私達は、友達だから





「総司 寝よう」


「うん おやすみ」


「おやすみなさい」