なんと!!!


命が減って、私ったら

徳川様のお布団で、寝かされていたみたい


3日間も…



「皆が、心配するから帰りますね!!」



「いえ、今は危険です
町が燃えておりますゆえ」



町が??  燃えてる??



「すみません!!お世話になりました!!
さよなら!!失礼します!!!」



あまりにも色々な方から
危険だと、止められるので


よっ!!


塀を乗り越え、外へ出ることにした


塀の上から町が燃えるのを見て


それを必死で消そうとする


新選組の浅葱の羽織が見えた




何もかも… 燃えてしまうのは嫌!




私は、残りの命で雨乞いをすることにした



お願い


雨でこの火を消して!!



体から魂を出して天へ放る



私は、心のままに踊った




ポツポツ



降り始めた雨が


大ぶりになり



火が、どんどん消えていく



まるで



炎が、私の命みたいに



私も燃え尽きた









浅葱色の羽織


新選組が、私を迎えに走ってくる




それが、誰かもわからないくらい




目の前が、ぐにゃぐにゃと歪み




やがて




真っ暗になった