【彩華】






私には、不思議な力がある





〝誰にも知られてはいけないよ〟





両親に言われていた








一と平助に、私の魂で黄色い玉を作った






〝私は、生きてる〟







心配しないように、伝えるため









「また会おう」

「俺たちが、迎えに行く」






心が温かくなった









「私、お料理作るから
3人で暮らそうよ!!」



「いいな!」


「うむ!」






大丈夫!


どんなことがあっても、生きる




一と平助に、見つけて貰える





そう信じて








「またね!」









「またな!」


「元気で!!」











何度も振り返った


何度振り返っても、2人は大きく



手を振ってくれた









私の大切な 幼なじみ…