「覚えてる???」



私は、扇を開き


踊る




「あ!雨乞い!!!」



平助も、一も、覚えてくれてた!








私の考えたヘンテコな踊り




パラパラと雨が降り始め

兄上が、私達に気がついて





「こらー!雨乞いするな!!
また、風邪ひくぞ!!」







「あははははっ」



「「あははははっ!」」





「何してやがんだ?」










一 私は、気がついたわ


平助が好きみたい


平助は、私に恋心なんてなさそうだから


私は、ずっと幼なじみでいい


もう、離れたくないから






兄上に捕まり、雨乞い終わり


ピタリと雨が止むから不思議





私に、雨を降らせる力はないはず








不思議だよね