七瀬桜(ななせさくら)
日下陸(くさかりく)



「桜ー早く!」
今、私の事を呼んだのは、私の大心友
牧野奈緒(まきのなお)、しっかり物で、明るくて、美少女。

「はーい」
私達は、中学1年、4月に入学して、今は9月、そろそろ学校に慣れてきた所。

「もうー遅いよ〜」
「ゴメンゴメン」
奈緒は毎朝、私の家まで迎えに来てくれる。

「キャーー」

「えっ奈緒今の悲鳴何⁈」
「あー、日下陸先輩だよ」
「誰?」
「えっ知らないの⁇」
「うん」
「確か2年生で、学校で一番モテるんだよ。イケメンで優しくて、みんなからは王子様って言われてるんだよ」
「うん、確かにカッコイイね
私なんて絶対に釣り合わないよ〜」
「私もだよ」
「えー奈緒は可愛いから大丈夫だよ」
ドンッ
誰かに当たった。
「ごめんなさい。」
へっ… 嘘 どうしよう
当たったのは、日下先輩
「いいよー、僕もごめんね。」
カッコイイ。パッチリ二重に、茶色の黒目、前髪はちょっと長めの茶髪で、ふんわりしている。身長は高い。175㎝はあると思う。可愛いさとカッコよさ両方持っている。
「七瀬桜ちゃんだよね」
「えっなんで私の名前」
「ふふ、だって桜ちゃん有名だよ」
「有名⁇」
「知らないの?可愛いって有名なんだよ」
「可愛くないです‼︎‼︎」
「ふふっ、そう言う所だよ可愛いの」
恥ずかしい。みんなの前で…。
可愛いくなんかないもん…。