しかし、クラス分けを掲示している場所はとても混雑してきたのか、なかなか通れない。
「杏奈、大丈夫?」
「大丈夫だよ!でも人混んできたね。」
「仕方ないよ。早く教室いこっか。」
「うんっ!じゃあいそごっ!!」
杏奈はそんなに身長高くないから
すいすいと人の波から抜けていった。
一方私は少し人の波に流されつつある。
なんとか切り抜けようと足を踏み出した時に人とぶつかってしまった。
「あっごめんなさい...大丈夫ですか?」
「あぁ、大丈夫だよ。君こそ大丈夫だった?」
「....私は大丈夫です。」
「ならよかった。気をつけてね?」
「は..はいっ。失礼します。」
ぱさっ。
「あっ、ハンカチおとしたよっ...
ってこの人混みだともうどこにいるか分かんないか...。また会えたら渡せるといいなぁ。」
