総長の妹がギャルな件。



懐かしい事を思いながら、ドアを開け、庭に出る。

今日の天気予報では降水確率0%というのを思い出し掴んだ傘を離す。

空を見ても雨が降りそうな気配は全くない。

ロッカーに傘入れてたっけと考えながら傘は必要ないと判断し、家を出た。

学校は徒歩10数分で着く、わりと近い所にある。

登校時間は私にとって、考え事の時間だ。

今月のお小遣いのやりくりとか、新しくバイトしようかとか。

ま、あんま重要な事ではない。今だって考えてるのは、今日の夕飯は和食がいいなとかそんなことだ。

和食の中でも肉じゃがとか、煮物とか。

兄さんと父さんは、春先に和食とか、と文句を言うだろうがあの2人は単なる和食嫌いなだけだ。