俺は本棚に隠れながらアイツの様子を伺う
机いっぱいに、たくさんの本を広げながら
アイツは真剣な表情をしていた
その凛とした表情は
まっすぐノートを見つめていて
スラスラとペンを動かす
「………………」
どうしても、見とれてしまう
その一生懸命さに
惹かれないわけがない
「…………………」
何だ、これ…
俺、アイツのこと嫌いなはずなのに
関係ないはずなのに
俺、アイツに気付いてもらいたいと思ってる
「………………っ」
俺のことを、見てほしいと思ってる
「……………くそっ」
ワケわかんねぇ…
俺、なんでこんな…
真由を気にしてるんだよ…


