お前のナンバー①。俺だけのオンリー①。(更新停滞)




「んじゃ、今説明したからこの問題解いてみろよ…」



あれから1時間後



思ったよりも飲み込みの早い佐藤は、スラスラと問題を解いていく



「よっし、出来たぜ」



佐藤がシャープペンを放り投げ、俺は佐藤のノートを手元に寄せる



「…ん、正解」



クルッと赤ペンで丸を書くと、佐藤が嬉しそうにいった



「やっぱ歩は教え方上手いよなーっ俺、頭良くなった気がするし」



「なぁ休憩しよーぜ」



「そだな、俺ジュース買ってくるから待ってろよ、先生っ」



イヒヒっと笑いながら、佐藤は図書館を出ていった



図書館を出た向かいに自販機があるのだ




「…………ふう」



窓から佐藤が走っていくのを見てから、俺は図書館の中を見渡した




この日は平日だから、図書館に人も少なかった




俺がいる学習コーナーにも、2、3人のおじいさんと女の子しかいなかった











………………え?





女の子…………?






「まさか………」




俺は席を立ち上がる



少し離れた所に座っている女の子から、目が離せなかった




「……………っ」




俺が間違えるワケない…






「……………真由」