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体育館に着く直前、佐藤が慌てたように言った
「やっべ!!!!俺バッシュ教室だ!!」
佐藤は体育館横の通路を通って校舎の中に入っていった
「ふ…バカめ(笑)」
俺は笑いを耐えながら体育館の扉を開ける
ガラッ
体半分程度扉を開けて中を覗くと
「…………………」
女子が1人、シュートの練習をしていた
……アイツだった
無駄のないフォーム
綺麗に円を描くようにゴールに入るボール
「………………」
小学生までは、どちらかというと可愛かったのに
中学になってからのアイツは、どんどん綺麗になっていった
持ち前の性格の良さもあって、男女とわず人気があった
勿論、成績だって常に1番
…で、俺は2番
小学生の時は変わらないこの状況が嫌で嫌で仕方なかった
だから、アイツを傷付けた
…でも今は、変わらない成績をみるたびに
あの時のアイツの怯えた顔が頭に浮かんできて
胸がすごく痛いんだ…


