「………あれ?」
アイツと並んで歩いていると、俺の家の前に人影が2つ
俺の母さんとアイツの母さんだった
「あら歩、真由ちゃん、お帰りなさい」
俺の母さんが俺達に笑いかける
「ただいま、ねぇ聞いてよ。成績表返ってきたんだよ」
俺は早くも興奮していた
あの◎の羅列を見たら、お母さんはどんな反応をするんだろう…
「今日は終業式だったんでしょ、なら当たり前じゃない。歩から言うってことは相当よかったの?」
「だって俺、今度のは全部◎だったんだよ!!全部だよ!?ぜーんぶ!!」
母の言葉に、興奮した俺は両手を広げながら訴えた
初めての最高成績
俺は、1番なんだ
お母さんは始め、目を丸くさせた
二、三度瞬きすると、本当に嬉しそうに笑ってくれたんだ
「そう!!本当に、よく頑張ったじゃない!!!歩が頑張ったから、ちゃんと結果になったのね!!!!」
そう言って微笑むお母さんを、この時俺は初めて見た
「真由ちゃんはどうだった?」


