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「………………っ」
渡された成績表を見て、言葉を失う
「歩、どうだった?俺、算数に△があって…」
俺の成績表を覗き込んだ佐藤も、言葉を失った
「あ、ゆむ…お前、全部◎じゃん!!!!すっげぇ!!全部じゃん!!1番…1番じゃんか!!すっげぇすっげぇ!!」
佐藤が興奮したように叫んでいる
俺は、まだ状況が飲み込めなかった
……俺が、1番?
信じられなくて、何度も何度も確認する
でも、国語にも算数にも理科にも社会にも
最高評価の◎しか並んでいない
「…………やった」
胸が熱くなる
成績表を持つ手に力が入る
「やったぁ!!!!」
俺は、叫んだ
嬉しくて、嬉しくて、しょうがなかった
意味もないのにまた、成績表をじっくり眺めてみては
並ぶ◎に顔がほころんだ
嬉しい
嬉しい
「………………っ」
この時ばかりほど嬉しかったことなんて、今までになかった


