【璉side】 今日もネオンの光が眩しい繁華街を海と歩いていると路地の一角が騒がしかった。 「また喧嘩か〜?」 海は、そう言ってその現場に向かっていった。 俺もそれについて行った。見るとそこには意外な光景だった。 「まじかよ、女がひとりで……あれを……か?やべぇなあの子」 「ホントに女かよ……警察呼んでやれよ」 周りがそんなことを言っていた。 それに気づいたのか、女は逃げていった。 俺はそれを追うように走った。 「おい、そこのお前何やってんだ。」