【愛幸side】
孤独。
私は、いつもこの言葉と向き合ってきた。
いつからだろ、いつから私は孤独になったんだろ。
あたしの名前は、門倉愛幸kadokura-asa
ネオンの光が眩しい繁華街。私は短パンに黒のパーカーを着てフードを深く被っていた。
上を見上げてあたしは、
「あぁ、眩しい。」
そんなことをつぶやいていた。
途方に暮れてると、見るからに鬱陶しそうな3人組が声をかけてきた。
「ねね?、俺らと遊ばねぇ?遊びに付き合ってくれたらさぁ〜、お金上げるんだけどさぁ〜どぅ??」
べつに、お金に困ってないし。
こんな事を思いながら通り過ぎようとすると腕をつかまれた。
「ねね?シカトはなくねぇ〜?なんか言うことないのぉ?」
「痛い目みたいのぉ?」

