私の恋に気づいた──。
春山が好き、だと気づいたその瞬間から私の世界はキラキラして見えた。
春山とポッキー食べながら、おしゃべりしてると、途中であやが戻ってきて……。
そのまま春山は出ていった。
もう少しだけお話したかったな。
まあ、同じ班だから明日もある!!
きゃー。
恋してるんだ。
「あさ、何そのニヤニヤ顔。気持ち悪っ」
あやに言われてハッとする。
頬を抑えると確かに口角があがってた。
うぅ。
私とあやは隣同士に寝っ転がって恋バナを始める。
「あ、そうだ、かけると会ったんだよね?」
私の幼なじみのかけると、私の大親友のあやは付き合ってるんだ。
で、今日、2人でぬけだしてきたらしい。
うわあ、ロマンチック。
「まぁ、ね。…星がすっごく綺麗だった!」
あやはキラキラと可愛い笑顔で笑う。
「ふふっ、あやかーわい!」
私はあやに抱きつく。
「明日は、あさと見に行くね。」
うん。
そーゆとこ。
友達のことも、ちゃんと大切にしてくれるとこ。
そういうあやのイイところ大好きなんだ。
あやも私のほっぺをムニムニさせて遊んでた。
「あ、あと、私、……」
私も、春山のこと、言わなきゃ。
「春山のこと好きになったよ。」
照れ隠しに顔を伏せて言うと、
なかなかあやからの返事がこない。
ん?と顔をあげると、
あやは苦笑。
へ?!
変なこと言ったかな!?
「そんなこと気づいてますけど!?あはは!」
あやはニヤニヤと笑う。
え、なに!
バレバレだったの!?
カーッとかおがあつくなる。
それと同時に嬉しさもこみ上げてくる。
「頑張ってね。」
あやは私の頭を優しくなでなでしながら、優しく笑ってくれた。
「うん!」