「あ、あのー亜子ちゃん。」
昼休み、私は亜子ちゃんのところへ行った。
「亜子ちゃんって、だれが好きなの?」
……亜子ちゃんは好きな男やかっこいいと思った人は徹底的に追いかける系女子、らしい。
亜子ちゃんはお人形みたいな顔をニコリと笑わせて、
「なんで?」
と言った。
でも、目は笑ってなくて。
「人のいないところに行こっかぁ、あさかちゃん!」
亜子ちゃんは私の腕をグイッと引っ張って、3階の踊り場に来た。
……わ、なんか、こわい、かも?
亜子ちゃんは私の前に立つと、
「あさかちゃんさぁ、…太陽くんのこと好きなの?」
太陽?
って、あ、春山、か。
「好きなわけないよ。」
うん、
きっと。
好きなわけなんか……。
私はすこし、身じろぎして、
亜子ちゃんをみつめる。
そして、
「あや、に何した?」
と、本題へ。
亜子ちゃんは、意地悪な笑みをうかべて、ニヤッと笑った。
「あは、知ってたんだぁ〜、何したって靴箱に手紙入れただけだけど?」
やっぱ、亜子ちゃんか……。
「そういうのやめてくんない?」
私が言うと、
「そっちこそ人の話に口、突っ込まないでよ!?」
と、大声をだした。
そして、
亜子ちゃんの手が目の前に迫った。
バシっ
「いっ……!」
ジリジリとした痛みがほっぺを襲う。
「あんた、ムカつくんだよ!いい子ぶってんのかしんないけど……!太陽くんと仲良くしてさ、それでも可愛いと思ってるわけ!?」
亜子ちゃんは顔をゆがませて、言う。
こわい。
逃げなきゃ、と本能がうごく。
私がその場から逃げようとしたそのときー
「コイツは、可愛いよ」
……え?
階段のしたから声が聞こえた。
コツ、コツ。
と、その人は階段を上がってくる。
その音が耳に響いて。
誰だか、なんてすぐわかった。
「た、太陽くん……っ」
亜子ちゃんが怯えた顔をする。
「早川 亜子、俺はお前みたいな女、好きじゃねえから」
春山は亜子ちゃんをじっと見つめて言う。
「な、なんなのっ」
亜子ちゃんは、私を睨むようにして階段をおりていく。
タタタ……っ
足音が遠ざかると、春山は私をみた。
ドキリ。
「聞いてりゃなに?」
春山は不満そうなかおで言う。
「好きなわけない、とか、」
「っ!?聞いてたの!?趣味悪い!」
好きなわけ、ないっていうか……!
バカ、何焦ってんのあたし!
「プッ、ばっかじゃねえの」
「もしかして、しょんぼりした?私が好きなわけない、とかいうから」
私が意地悪っぽく言うと、
春山の顔はみる見るうちにあかくなる。
え、……
どうせ、バカとかアホとか言われると思って、た。
「うっせぇ!」
なに、それ。
可愛い。ふふっ
あからさまにそんな反応されると嬉しいかも。
「まぁ。嘘に決まってんだけどね〜」
私が言うと、
春山はカチンとかたまる。
……???
「それ、好きって、ことだよ、な?……俺、おめーが好きなんだけど。」
す、……き。
……はい?
昼休み、私は亜子ちゃんのところへ行った。
「亜子ちゃんって、だれが好きなの?」
……亜子ちゃんは好きな男やかっこいいと思った人は徹底的に追いかける系女子、らしい。
亜子ちゃんはお人形みたいな顔をニコリと笑わせて、
「なんで?」
と言った。
でも、目は笑ってなくて。
「人のいないところに行こっかぁ、あさかちゃん!」
亜子ちゃんは私の腕をグイッと引っ張って、3階の踊り場に来た。
……わ、なんか、こわい、かも?
亜子ちゃんは私の前に立つと、
「あさかちゃんさぁ、…太陽くんのこと好きなの?」
太陽?
って、あ、春山、か。
「好きなわけないよ。」
うん、
きっと。
好きなわけなんか……。
私はすこし、身じろぎして、
亜子ちゃんをみつめる。
そして、
「あや、に何した?」
と、本題へ。
亜子ちゃんは、意地悪な笑みをうかべて、ニヤッと笑った。
「あは、知ってたんだぁ〜、何したって靴箱に手紙入れただけだけど?」
やっぱ、亜子ちゃんか……。
「そういうのやめてくんない?」
私が言うと、
「そっちこそ人の話に口、突っ込まないでよ!?」
と、大声をだした。
そして、
亜子ちゃんの手が目の前に迫った。
バシっ
「いっ……!」
ジリジリとした痛みがほっぺを襲う。
「あんた、ムカつくんだよ!いい子ぶってんのかしんないけど……!太陽くんと仲良くしてさ、それでも可愛いと思ってるわけ!?」
亜子ちゃんは顔をゆがませて、言う。
こわい。
逃げなきゃ、と本能がうごく。
私がその場から逃げようとしたそのときー
「コイツは、可愛いよ」
……え?
階段のしたから声が聞こえた。
コツ、コツ。
と、その人は階段を上がってくる。
その音が耳に響いて。
誰だか、なんてすぐわかった。
「た、太陽くん……っ」
亜子ちゃんが怯えた顔をする。
「早川 亜子、俺はお前みたいな女、好きじゃねえから」
春山は亜子ちゃんをじっと見つめて言う。
「な、なんなのっ」
亜子ちゃんは、私を睨むようにして階段をおりていく。
タタタ……っ
足音が遠ざかると、春山は私をみた。
ドキリ。
「聞いてりゃなに?」
春山は不満そうなかおで言う。
「好きなわけない、とか、」
「っ!?聞いてたの!?趣味悪い!」
好きなわけ、ないっていうか……!
バカ、何焦ってんのあたし!
「プッ、ばっかじゃねえの」
「もしかして、しょんぼりした?私が好きなわけない、とかいうから」
私が意地悪っぽく言うと、
春山の顔はみる見るうちにあかくなる。
え、……
どうせ、バカとかアホとか言われると思って、た。
「うっせぇ!」
なに、それ。
可愛い。ふふっ
あからさまにそんな反応されると嬉しいかも。
「まぁ。嘘に決まってんだけどね〜」
私が言うと、
春山はカチンとかたまる。
……???
「それ、好きって、ことだよ、な?……俺、おめーが好きなんだけど。」
す、……き。
……はい?

