「なぁ聞いてんの?」



そのいい雰囲気も男の子の一言でなくなった。我に返った私。



「え…?あ、はい!」



「後、乗れば。」



「え、そんな!私重いですし!」



「遅刻してもいいの?」



「……や、だめです。」



「じゃ、さっさと乗って」



「あ、ありがとうございます。」



お言葉に甘えることにした。