廉side
ジェットコースターを乗っているとき
隣で苦しそうな小林
「もうちょっとだ、がんばれ」
自分の口から出た言葉にびっくりする
いつからかな
こいつのことは守りたいって思った。
今まで女が嫌いだった。
全部、母親のせいで
でも小林だけは違うっ思った
そのとき肩にかかる重み
ふと横をみると
眠っている小林がもたれてきたって気づいた
「くくっ。かわい」
「んっ。」
「やだ…置いて…かない…で…」
前もそうだ。
なぁお前はなにを抱えてる?
俺じゃ力になれねーか?
「俺はずっと、お前の隣にいるよ」
そして、唇にキスをした。
