大切な存在。





ただただ伸びてきた手を





握るしかできなかった。





廉side


ん、体が重い。あれ?誰か俺に寄りかかって寝てる



あ、そっか。小林が見舞いに来てくれたんだった



手を握ってる。



俺が離さなかったのか



ほどいてくれても良かったのに




「ん…やだ……。置い…てか…ないで」




置いてかないで?