大切な存在。





「入っていいよ。」



少し苦しそうな声がした。



「お、おじゃまします。」




「???」



吉澤くんは驚いた顔をした。



「小林だっけ?」



「あ、はい!そうです!…昨日はごめんなさい!私が傘借りたから風邪引いたんですよね…」



「いいって。俺が好きでしたんだし」



「ほんとにごめんなさい」



「も〜謝んなくていいから」