きみの声が、 僕の鼓膜を微(かす)かに震えさせた。 自然と耳に、 すぅ―と透き通って入ってくる。 聞きたくて堪らなかったきみの声は、 とても、 優しさと温かさで溢(あふ)れていて。 とても、 心地よくて。 まるで、 天使のような声だった。