「へー。星野 翼、結構陽茉莉に心開いてんじゃん。両想いになるのも遅くないな。」
と言って、一人でうんうんと頷く。
「両想い?!まってまって、私、別に好きとかじゃないよ?!そもそも男の子苦手だし…」
「は?!もしかして、陽茉莉気付いてないの?」
気付くって何を?首を傾げてみる。
すると、琴音ちゃんは、はぁーっと溜息をついて言った。
「陽茉莉はさ、星野 翼と話しててどう思った?」
星野くんといた時間は、思い出そうとしなくても鮮明にでてくる。
「なんかね、世界がキラキラしてて、すっごい楽しかったな。」
「他には?」
「ずっと話したいって思ったし、もっと一緒にいたいって思った。あとね、胸がきゅーってなったり…」
いっぱい出てくるあの時の感情を全て口に出す。幸せな気持ちになる。
「陽茉莉、あのね、それが好きって事じゃないの?」
え…?
「だって、他の男子にそう思ったことある?ないでしょうが。」
確かに、こんな気持ちになったのは星野くんが初めて…
「陽茉莉は星野 翼に恋したんだよ。」
「そっか…私も恋したんだ。」
なんか、信じられないようなふわふわした気持ちになる。
恋…か…。

