初恋ひまわり。

「はぁっ、はぁっ、、」


全力疾走してきたから、もう体力は限界のはずなのに、なぜかどこまでも走れるような気がした。



そして、数十分後学校に着いた。


「上履きは…まだある。」


俺は急いで階段を駆け上がり、教室に向かった。


教室には、見覚えのある後ろ姿。

「綾香…」

俺は進む決心をして、ドアに手をかける。


その時だった。















「好き……。修也くんが好きなの。。」

















俺はしばらく思考回路が停止した。


すると、そんな俺にもっと追い討ちをかけるように、もう1人の人影が現れ、



「俺も好きだよ。綾香ちゃん。」




そう言って、優しく綾香を抱き寄せる。

綾香も背中に手を回して、ぎゅっと抱く。


夕焼けに照らされた2人の影は、どうしようもないくらいに綺麗で、怒りを超え、もう何もかもがどうでもよくなった。









俺はあの時の2人の影を忘れることはないだろう。