すると、琴ちゃんが窓を見て 「あ、あれ、星野 翼じゃない?」 私も窓を見ると、この前のひまわりの側の木の幹に寄りかかっている。 「ほんとだ…。」 ここから見ても、すごく絵になる。 また…話してみたいな。 「私、行ってくる。」 気付いたらそう言って、走り出してた。 「え、ちょっと、もう授業はじまるよー?!」 そんな琴ちゃんの大声を聞いたけど、授業よりも星野くんに会いたかった。 この気持ちは…なに…? すごく胸がドキドキしている。 ワクワク。幸せな気持ち。 私、どうしたんだろう。