「本当に女子が嫌いなんだね。。」
少し悲しいかも。
「あんな言い方することないのにね。」
頷きながら返す琴ちゃん。
「前に、女子と何かあったのかな?」
と、首をかしげたら
「あー。うん、なんかね、静かに過ごすのが好きらしくてそれを邪魔するから女子に苦手意識持ったって聞いたことあるよ。」
琴ちゃんは、興味なさそうに言った。
「そうなんだ…」
確かに、中庭であったのも1人だし静かな場所。
保健室も1人で静かな場所にいた。
「まあ、私はああいう人興味ないから、安心してね!」
にやけながら言う琴ちゃん。
ん…?安心してね?
「えっ、ちょっと、どういうこと?!」
琴ちゃんはにやにやして、
「えー分かってるくせにぃ。陽茉莉って、星野 翼のこと好きなんでしょー?」
「え?!!そんなわけないよっ!そもそも、男の子苦手だし…」
私は全力で否定。だって、好きとかよくわからないし、そもそも男の子苦手だし…
「ふーん♪」
「もう!琴ちゃんの意地悪っ!」
私が恋愛とかないない!きっとそう。

