『封印って何?ここってなにか封印されてるの?』
「アリス・・・?」
『その封印を解くためにはどうすればいいの?』
『鍵?どこにあるの?』
『あー、分かんないや!聞いてみるね!』
『ねぇシャルム・・・』
「ちょっと待ってアリス、今何話してたの?」
傍から見ると独り言をぶつぶついってるおかしい人よ。
『あ、そっかシャルムには聞こえないんだね
えっとね、』
アリスがいうには、
どこかから声が聞こえて、その声の主は
この家に封印されているらしい。
そして、その封印を解くにはある鍵が必要で、
鍵は家のどこかにあるはずなんだとか。
・・・えーと。
えっ、何、私の家って何か封印されてたの!?
初耳なんですけど!?
鍵って何!?!?
そんなの隠されてるの!?この家に!?
なにそれ!!!
私が頭の中で慌てていると、
『・・・シャルム?
鍵の場所・・・分かる? 』
と、アリスが控えめに聞いてきた。
「ひとえに鍵、と言われても検討がつかないわ。
アリス、その声に聞いてみて。どんな形状をしているのか。」
『わかった!』
