そう、私は転生、したのね
エリーのことがわからなかったのも
自分のことがわからなかったのも
家族のことがわからなかったのも。
前世の私が混乱していたからなんだわ。
「お姉様。」
「どうしたの?ベル。」
私と同じ、赤髪。
少し目がつっていて、でもとても綺麗。
「わたくしは、魔法の勉強がしとうございます。
ご指導してくれないでしょうか?」
ま、ほう。
まほう。魔法。
そうか、この世界では魔法が使えるのね。
「えぇ、いいわ。では、この後中庭へ。」
「分かりましたわ。」
「はっはっは。シャルムが教えるのか。頼もしい限りだ。」
「そうねぇ。頑張ってね、シャルム、ベル。」
私と同じ赤髪をきっちりセットしたお父様。
バクスター家の主、ダン・バクスター。
私と同じ蒼眼を煌めかせるお母様。
バクスター家主の妻、ティナ・バクスター
「そんな。頼もしいだなんて。」
「お姉様はすごいのですわ!
わたくしもはやくお姉様みたいになりますわ!」
誇らしげにそう豪語するベルはとても可愛かった。
でも、、少し恥ずかしいです。
