2人の他に、後から2人も入部してきて、
入学から一週間、入部から5日経ったある日、部活で1年生の入部歓迎会が執り行われいた。
明里は先輩達の名前を覚えようと必死でいた。
「じゃあ〜3年から自己紹介しま〜っす、3年6組美術科の中宮真琴 (ナカミヤ マコト)でっす。名前からしてわかると思うけど、俺男だからね?」
なんか無気力感ハンパないなこの先輩…でも容姿はかわいい系。
「3年8組特進科の久方秋莉 (ヒサカタ アキリ)です、1年は最初わからないことだらけだと思うけど、徐々に慣れていけば大丈夫だよ。よろしくね!」
久方先輩は頼りになりそう。お母さんみたい。
「次は2年だな、私は2年4組進学科、山端雪乃 (ヤマハタ ユキノ)!なんか名前からしておとなしそうとか言われてるけど、そうでもないよ〜(笑)これからよろしく!」
おおお…この先輩は元気だ。なんか私と似てるところあるかも…
「こらこら雪乃、あんま1年をビビらせるなよ〜…あっ、俺は2年3組理系特進科の谷田川明 (ヤタガワ アキラ)。雪乃とは幼なじみ。まあとりあえずよろしくな。」
「おおお…うるさい2人だね(笑)私は2年5組美術科の、笠森栄 (カサモリ サカエ)です。部活中、2年2人がうるさかったらいつでも言ってね?黙らせるから。これからよろしく。」
先輩達の紹介が終わった後、次は1年の番になった。
なんだか緊張するなあ。
そう思っていると、後から入部した2人のうちの1人の声が聞こえた。
「1年3組理系特進科の、江河七瀬 (エガワ ナナセ)です。これからよろしくお願いします。」
なるほど、いわゆるクールビューティー…大倉さんとはまた別のクールさを持ってるなこの子…ってあ!次、私の番?!
「あっ!えっと、い、1年5組美術科の、白葉 明里です!これから迷惑ばかりかけてしまうかもしれませんが、よろしくお願いします!」
拙い自己紹介だったなあ…ちゃんと練習すれば良かった…次は大倉さんだっけ…?
「1年6組美術科の、大倉夏目です。これからよろしくお願いします。」
大倉さん、自己紹介って手短にするんだなあ…
「1年8組特進科の、倉瀬彩 (クラセ アヤ)です。皆さんと仲良くやっていきたいです、よろしくお願いします。」
この子、ゆるふわ系だな…かわいい…
私の解釈付きの部員の自己紹介は終わり、今は皆でわいわいお菓子を食べては話をしていた。
すると、部長である中宮先輩が、部員全員に向けてこんなことを言った。
「いくら部活といえ、○○先輩〜って、なんか硬すぎない?だからさ、これからは○○先輩じゃなくて、○○さんって呼び方でいこう?」
部員はあまりにも無茶ぶりな提案にどよめいた。この提案に2年生の1人、笠森さんが反論した。
「あの…いくらなんでも1年にはハードルが高すぎるのではないでしょうか…これだと先生からも指導を受ける可能性が「大丈夫大丈夫。顧問からも許可取ってるから。」
言うまでもなく中宮先輩はそう言い放ち、ついでにと付け加えた。
「あと、同じ学年の子には名前で呼び捨てね。苗字とか堅苦しくて嫌だから。」
付け加えられた提案に、既に大倉さんは硬直していた…
まさか、大倉さんって…
「人を名前で呼んだこと、ないの…?」
…ハッ!思わず口に出してしまった。
私が出してしまった言葉に彼女は
「…そうよ!先輩以外は名前で呼んだことないわよ、そもそも代名詞で呼べば済むじゃない!」
「じゃあ、これから呼んでいけばいいじゃん。私のことは明里って呼んでいいからさ。」
私がそう声をかけると、大倉さんは
「…っ!わかったわ。なら、これからは私のこと、夏目って…呼んで。」
そう、素直に答えた。
入学から一週間、入部から5日経ったある日、部活で1年生の入部歓迎会が執り行われいた。
明里は先輩達の名前を覚えようと必死でいた。
「じゃあ〜3年から自己紹介しま〜っす、3年6組美術科の中宮真琴 (ナカミヤ マコト)でっす。名前からしてわかると思うけど、俺男だからね?」
なんか無気力感ハンパないなこの先輩…でも容姿はかわいい系。
「3年8組特進科の久方秋莉 (ヒサカタ アキリ)です、1年は最初わからないことだらけだと思うけど、徐々に慣れていけば大丈夫だよ。よろしくね!」
久方先輩は頼りになりそう。お母さんみたい。
「次は2年だな、私は2年4組進学科、山端雪乃 (ヤマハタ ユキノ)!なんか名前からしておとなしそうとか言われてるけど、そうでもないよ〜(笑)これからよろしく!」
おおお…この先輩は元気だ。なんか私と似てるところあるかも…
「こらこら雪乃、あんま1年をビビらせるなよ〜…あっ、俺は2年3組理系特進科の谷田川明 (ヤタガワ アキラ)。雪乃とは幼なじみ。まあとりあえずよろしくな。」
「おおお…うるさい2人だね(笑)私は2年5組美術科の、笠森栄 (カサモリ サカエ)です。部活中、2年2人がうるさかったらいつでも言ってね?黙らせるから。これからよろしく。」
先輩達の紹介が終わった後、次は1年の番になった。
なんだか緊張するなあ。
そう思っていると、後から入部した2人のうちの1人の声が聞こえた。
「1年3組理系特進科の、江河七瀬 (エガワ ナナセ)です。これからよろしくお願いします。」
なるほど、いわゆるクールビューティー…大倉さんとはまた別のクールさを持ってるなこの子…ってあ!次、私の番?!
「あっ!えっと、い、1年5組美術科の、白葉 明里です!これから迷惑ばかりかけてしまうかもしれませんが、よろしくお願いします!」
拙い自己紹介だったなあ…ちゃんと練習すれば良かった…次は大倉さんだっけ…?
「1年6組美術科の、大倉夏目です。これからよろしくお願いします。」
大倉さん、自己紹介って手短にするんだなあ…
「1年8組特進科の、倉瀬彩 (クラセ アヤ)です。皆さんと仲良くやっていきたいです、よろしくお願いします。」
この子、ゆるふわ系だな…かわいい…
私の解釈付きの部員の自己紹介は終わり、今は皆でわいわいお菓子を食べては話をしていた。
すると、部長である中宮先輩が、部員全員に向けてこんなことを言った。
「いくら部活といえ、○○先輩〜って、なんか硬すぎない?だからさ、これからは○○先輩じゃなくて、○○さんって呼び方でいこう?」
部員はあまりにも無茶ぶりな提案にどよめいた。この提案に2年生の1人、笠森さんが反論した。
「あの…いくらなんでも1年にはハードルが高すぎるのではないでしょうか…これだと先生からも指導を受ける可能性が「大丈夫大丈夫。顧問からも許可取ってるから。」
言うまでもなく中宮先輩はそう言い放ち、ついでにと付け加えた。
「あと、同じ学年の子には名前で呼び捨てね。苗字とか堅苦しくて嫌だから。」
付け加えられた提案に、既に大倉さんは硬直していた…
まさか、大倉さんって…
「人を名前で呼んだこと、ないの…?」
…ハッ!思わず口に出してしまった。
私が出してしまった言葉に彼女は
「…そうよ!先輩以外は名前で呼んだことないわよ、そもそも代名詞で呼べば済むじゃない!」
「じゃあ、これから呼んでいけばいいじゃん。私のことは明里って呼んでいいからさ。」
私がそう声をかけると、大倉さんは
「…っ!わかったわ。なら、これからは私のこと、夏目って…呼んで。」
そう、素直に答えた。
