「でも、私は、諦めたくないんだぁ~。はぁ~やんなっちゃうね。すきになるって。」
「あははっ。そうだね。
でもね、私、好きな人が出来て良かったって思ってる。」
「ん~?」
私は自分にあった過去を話した。
.......
.......
「そ、んなことがあったんだ.......。」
「うん。でも、今は秋山君を好きになれた。
自分の過去を吹っ切ることが出来たんだ。
歩斗君と桜ちゃんっていう、友達が出来たのも、秋山君のおかげ。」
そう言ったら、桜ちゃんは悲しそうに眉尻を下げた。
「加那ちゃんも、辛い過去があったんだね。
それなら、響のこと助けてくれるのかな.......。」
消え入りそうな声で言うから、私は桜ちゃんが何て言ったか分からなかった。
「ごめん、桜ちゃん。今、何て?」
「あ、ううん~!いいのいいの!気にしないで。
.......でも、私、諦めないよ?ンフフ。幼馴染みですから~!」
さっきの湿った空気は何処へやら。
うってかわってカラッとした桜ちゃん特有の笑顔で、そんなこと言うから、私も負けず嫌いが出た。
「わ、私も!負けない。好きになってもらいたい。」
「おお~、じゃあ、これからはライバルでもあるね!あ!それと、加那ちゃん~?」
にやっと、瞬時に何かを企む顔に切り替わる。
今思ったけど、桜ちゃんって百面相だな。
「な、何?」
「さっき加那ちゃんは、私と歩斗のこと『友達』って言ったけど、し・ん・ゆ・う!大切なね!」
ふわって、私の心に甘いものが広がる。
世界は、まだこんなにも暖かかったんだ。
「うんっ.......。そうだね、ありがとう!」
「いいえ~!」
満面の笑みを私に見せてくれる。
「あははっ。そうだね。
でもね、私、好きな人が出来て良かったって思ってる。」
「ん~?」
私は自分にあった過去を話した。
.......
.......
「そ、んなことがあったんだ.......。」
「うん。でも、今は秋山君を好きになれた。
自分の過去を吹っ切ることが出来たんだ。
歩斗君と桜ちゃんっていう、友達が出来たのも、秋山君のおかげ。」
そう言ったら、桜ちゃんは悲しそうに眉尻を下げた。
「加那ちゃんも、辛い過去があったんだね。
それなら、響のこと助けてくれるのかな.......。」
消え入りそうな声で言うから、私は桜ちゃんが何て言ったか分からなかった。
「ごめん、桜ちゃん。今、何て?」
「あ、ううん~!いいのいいの!気にしないで。
.......でも、私、諦めないよ?ンフフ。幼馴染みですから~!」
さっきの湿った空気は何処へやら。
うってかわってカラッとした桜ちゃん特有の笑顔で、そんなこと言うから、私も負けず嫌いが出た。
「わ、私も!負けない。好きになってもらいたい。」
「おお~、じゃあ、これからはライバルでもあるね!あ!それと、加那ちゃん~?」
にやっと、瞬時に何かを企む顔に切り替わる。
今思ったけど、桜ちゃんって百面相だな。
「な、何?」
「さっき加那ちゃんは、私と歩斗のこと『友達』って言ったけど、し・ん・ゆ・う!大切なね!」
ふわって、私の心に甘いものが広がる。
世界は、まだこんなにも暖かかったんだ。
「うんっ.......。そうだね、ありがとう!」
「いいえ~!」
満面の笑みを私に見せてくれる。

