愛してるのは、君と秋。

ある日の放課後。

今日も4人で、図書室へ。
のはずだったんだけど.......。


「えぇ~!響と歩斗二人でお出掛け~?!」

また珍しく。

いや、男二人で遊ぶっていうのは別に珍しくないんだけど。

そんなの今までなかったから。

女子二人は若干困惑中なわけで。

「いや、俺かいたいものあってさ、響にもついてきてもらおうと思ってね。」
「なら、私達も行くけど。」
「いや!いいよいいよ。
響と二人で行ってくる!」

皆で行くのは断固反対らしく。

秋山君も、

「俺と歩斗で行ってくるよ。そんなに重要でもないし。」
「なら尚更.......。」
「ううん、たまには男水入らずってね。」
「むぅ~。」

なら、しょうがないか。
とも思ったけど、桜ちゃんは納得いかないまま。

二人はどこかへ出掛けていった。