「お、おはよう。あの、「え?!響に女の子の知り合いなんていたの?!」

私も挨拶を掛けて、隣の二人は誰なのか聞こうとしたら、女の子の方が私を見て、酷く驚いた。

「おい、桜。俺にだっているよ、友達くらい。それに、お前だって女友達だろ。」
「いやいや、桜はまた別枠だろ。俺も正直びっくりした。」
「んねぇ~!ほんと、びっくり!」

3人の中で、話が盛り上っていく。
きっと、つい最近なんて間柄じゃ無いんだろう。
声の掛け合いとか、話すときの表情とか。
そういうの全てが、3人の仲の良さを映し出していた。

だから、私は当然そんな空気の中に入っていくことが出来る筈もなく。
大人しく自分の席を確認して座ろうとした。


その時、