愛してるのは、君と秋。

逢えたよ。やっと。

いつもの席、窓際の、空が見える場所に。
君は空を見上げながら、その席の机に寄りかかってた。


秋山君も私が来たことに気付いたのか、ゆっくりと振り返った。

「秋山君.......。」
「葉崎さん。」

私とは違って、落ち着いた様子で私の名前を呼んだ秋山君。

君は何を考えていますか?

静寂が、二人の空気を包む。
それに堪えられなくて、私は君の名前を呼ぶ。


「秋山く「ごめん!葉崎さん!」」


「.......え。」

突然の君からの謝罪。

驚いた。私が謝るはずだったのに。