愛してるのは、君と秋。

そんなもの、私には必要ない。


しかしふと、図書室で会った秋山君の事を思い出した。

なんだろう。少しだけ、君の事が気になってる。そんな自分に驚いている。

君の目を何故懐かしいなんて思ったのだろう。

私は、彼の何を見てるのだろう。


「.......さ、ご飯つくろ。」

考えても無駄だと感じた私は仕度を始めた。

今夜はカレーを作ろう、そう思ってニンジンを手に取る。


取ったその手が、止まる。