これ以上、母さんを汚すな!

俺は、思いっきり父親を殴った。

殴って殴って.......。


警察の人達に止められても、俺の暴走は止まらなかった。


何で、お前はそんな風に泣いてる。

母さんを追い詰めたのは誰だ。

そんな罵声を浴びせる。



その全てが、俺自身に言ってることも分かってる。


母さんを追い詰めたのは俺だ。


俺には母さんを思って泣く資格何て無いのかもしれない。






ああ、秋の夜は肌寒い。



母さん、ごめんな。