愛してるのは、君と秋。

俺は、必死で走った。

暑いなんて、汗なんてどうでも良かった。


辺りは、茜色に染まっていた。


早く、早く。


手遅れになる前に。







「母さんっ!!」
「響?」

案の定、そこには母がいた。

崖のギリギリに立っていた。


「母さん!そんなところから、早く、こっちに!」
「ごめんね。響。母さん、そっちにはいけない。響を傷つけ過ぎたから。」


止めろ。




止めろ。




止めろっ!!



「赦す!赦すから!そんなところ早く離れてくれよ!」