ゼロ校 RUSH

自分の部屋を見渡していると、机に立ててある写真に目が止まった。

近づいて、それを手に取る。


3人の子供が肩を組んで、無邪気に笑っている写真。


緑「……今日、私はこの町を出て行きます。
もしかすると、もう二度と貴方に会えないのかもしれませんね」


写真に話しかける私は、周りから見れば、とてもおかしく見えるのでしょう。


…それでも、ただひたすらに話しかけなければ、本当に関係が断ち切ってしまう。


……会いたい。


……会って、謝りたい。


私は、写真をそっと机に置いた。